採用・カルチャー領域でオウンドメディアを成功させている事例として、株式会社リクルートが運営する「リクルートワークス研究所」を紹介します。
オウンドメディアには「製品訴求しないメディアこそ強い」という逆説がありますが、リクルートワークス研究所はその典型です。採用サービスの宣伝を一切せず、労働市場・働き方・人材に関する独自調査データを無料で公開する。この設計が結果的に「雇用に関するなら、まずここ」という圧倒的な一次情報プラットフォームを生み出しました。メディアや研究者が引用するたびに被リンクと信頼性が積み上がる好循環は、コンテンツマーケティングの成功事例として教科書的です。
情報設計の参考ポイントは「複数ペルソナの同時満足」です。採用担当者はトレンドレポートを求め、経営者は俯瞰データを求め、研究者は方法論を求める——それぞれに応えるコンテンツ分類が整備されています。インタビュー記事や識者コラムも充実し、エンゲージメント率の高いリピーター層を形成しています。また長年の調査をアーカイブとして検索可能にしている点はロングテールキーワード戦略とも合致しており、持続的なオーガニック流入を生む成功要因になっています。
#人材#労働市場#調査研究#HR#働き方
採用・カルチャー
リクルートワークス研究所
株式会社リクルート
サイトを見る ↗ここがいけてる
91/100- コンテンツ品質
- 95
- 情報設計
- 90
- 更新性
- 82
- 独自性
- 95
- 導線設計
- 93
- 「大卒求人倍率調査」「働く喜び調査」等の独自調査を毎年継続発行しており、メディアや経営者が引用する一次情報の発信源として揺るぎない地位を確立している成功事例
- 採用ブランディングの文脈を超え、労働政策・社会課題にまで踏み込んだ研究発信が、リクルートという企業への信頼性と権威性を底上げしている
- レポートをPDFだけでなくWeb記事・コラム・インタビューに多層展開しており、コンテンツリパーパシングのモデルケースとして参考になる
- 採用担当者・経営者・HR研究者・政策立案者と複数のペルソナを同時に満たす設計が、リクルートのブランドリーチを最大化するポイント
- 20年以上にわたる調査データの蓄積がアーカイブとして残り、経年変化を追う読者を生み出すロングテール設計が際立っている
